ステンドグラスの基礎知識|ステンドグラスの技法的種類|住宅・建築用ステンドグラスの専門工房マルグラス

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もっと踏み込んだ話を

3.ステンドグラスの技法的種類

弊社で扱っているステンドグラスはすべて色ガラスをデザインに合わせてカットしつなぎ合わせる技法のいわゆる[本ステンド]です。
樹脂を流して固めたものなどによる[描きステンド]は扱っておりませんのでステンドグラスの技法としては紹介いたしません。

ステンドグラスにはその技法・構造から大きく分けて3つ種類があります。

ヨーロピアン技法 ケーム組
断面がアルファベットの(H)の形をしたレッドケーム[ lead came 鉛線 ]をガラスピースで挟むような形で組み、ケームの接点を半田で溶着し、ケームとガラスのわずかな隙間をパテで埋め固めてパネル状にします。一般的に使うケームの巾には3mm〜13mmの間で7種類ありシャープな直線や均一な線巾を表現するのに適しています。住宅や店舗の窓、ドアなどの建具に施工されている多くはこのタイプです。
極端に細かいデザインには不向きです。
基本的には平面パネルで、特に2次曲面には不向きです。

ティファニー技法 コパーテープ
ガラスピースの周囲にコパーテープ[cuper tape 銅箔に粘着材がコーティングされたテープ]を巻き、接線のすべてを半田で溶着します。
断面構造はケーム組の場合と似ていますが、コパーテープとガラスの間は粘着されているので、パテ埋めの必要はありません。
コパーテープにも数種類の巾が用意されておりガラスの厚みや表現する線巾に合わせて使い分けます。線巾はピース間のクリアランスに依存しますので均一な線巾の表現には不向きです。
平面パネルはもちろん、モールド(立体型)を使用すれば曲面の立体(ティファニーランプなど)も比較的容易に作れます。また細かいデザインにも適しています。

ダルドヴェール技法 スラブガラス
上記2つの技法はガラスの厚みが約3mm前後ですが、この技法ではダルグラス[キャストグラス・スラブガラスとも]と呼ばれる25mm〜30mmの超厚板ガラスを使用します。ピースの間を珪砂などを入れたモルタル状のエポキシ樹脂で埋めパネルにします。ガラスとガラスの間が線巾となります。
上記2技法に比べて著しく強度が強く、補強なども比較的容易なことから公共施設など容積の大きな建築物に施工されている例を見かけます。
ガラスを断面方向からハンマーで叩いて入れる割れ模様 シェル が特徴で、屈折によりきらびやかな光を放ちます。
構造上重量が重く、一枚のパネルのサイズには制限があります。ガラスの元板の寸法が小さい(約300mm×200mm)ため大面積のピースや優雅に流れるような曲線の表現には限界があります。

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ステンドグラスの基礎知識 もっと踏み込んだ話を ティファニー技法とエッチング技法を組み合わせたステンドグラスティファニー技法にエッチングを組み合わせた例

■上記以外に
・上記の技法を組み合わせたもの。
・絵付け技法と呼ばれるガラスにエナメル系顔料等を焼き付け着色したもの。
  (教会のステンドグラスの顔の部分や衣の影を表現するのに用いられている技法)
・ベベルグラスと云われる厚さ5mm程度のガラスを面取り加工したもの。
・フュージングやスランピング技法などで加工したピースを組み込んだもの。
・鉛ケームの表面を一様に半田で溶着し補強を図ったもの。
・パテの代わりに熱溶着性の素材で強度と気密性を謳ったもの。
 
など、細かく見れば様々な技法があります。


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